いけたんの退所

いけたんの退所にあたって。

一報を知ったのは、8日木曜の深夜だった。とてもじゃないけど信じられなくて、地元のまど系列担と、え?って話をしていた。だってテレファンクロスが出た週だったから…まさかそんなすぐにどうこうだなんて、信じられなかった。何かがあったのかと、その心配の方が先にたった。
ジャニショの写真の話を聞いて、どうやら本当に退所らしいと知り。もう悲しくて悲しくて、なんにもやる気が起きなくて。でも夕焼け見ながらフルスイング聞いてたらなんだかちょっとだけすっとしたので文章を書こうと思い、このエントリーです。


Jrというのは悲しいかな切ない存在で、その刹那を確かな物にするのはデビューという単語だけ。コンテンツがただ消費されていく世の中において、ジャニーズというコンテンツを確固たる形にし消費型にしない手腕はすごいと思うんだ。
デビューを乱発しないからこそ、今の事務所の形がある。
でもね、10年も事務所にいた人間が辞めて行く時に、お別れの言葉を言わせてあげる気遣いぐらいはあってもいいんじゃない?辞めていく人のために、長く応援してきてくれたファンたちのために、事前にお知らせぐらいしてくれても罰は当たらないでしょ?
いけたんやMADは、スタッフやデビュー組からも声がかかっていて、彼らにしか任せられない仕事がちゃんとあった。誰でもいいわけじゃなかった。MADだからお願いしたい、って仕事がたくさんあったんだよ?
そこまで成長して、事務所を、デビュー組を、たくさんたくさん支えてきてくれたJrに、最後にお返しぐらいしてもいいんじゃないのかな。
私だって。いけたんに笑顔も涙もたくさんもらった。出来ることなら、この口で、ありがとうもお疲れ様も伝えたかった。無理ならせめて、感謝を込めたお手紙ぐらい書きたかったよ。
だってJrじゃない。仕方ないよ。
今回のいけたんの退所にあたって、そういう意見も見てきた。
でも、そんなの、仕方なくないよ!
Jrだとしても、いけたんもJrも立派なアイドルです!!!ジャニーズの研修生かもしれないけど、アイドルの研修生ではない。彼らにはファンもいて歌も踊りもお芝居もできて、どこに出しても恥ずかしくない立派なアイドルだよ。
だから、仕方ない、なんてそんな言葉で片付けてほしくない。デビューできなかったら価値がないみたいな、そんな言い方あんまりだ。
みんなが当たり前のように過ごしている学校生活や普通の生活、全部捧げて頑張ってきたんだ。仕事だから頑張るのは当たり前。でもその当たり前を今まで継続してきてくれたこと、エンターテインメントを提供し続けてきてくれたことに対して、ありがとうを言える機会ぐらいくれたっていいじゃないか。
一緒に過ごしてきた時間がどんなに楽しかったか、舞台に立つ姿にどれだけ元気をもらえたか、あなたの存在にどれだけ感謝しているか、これで最後だと言うなら、そんな言葉を全て伝えさせてくれたっていいじゃないか。

誰も得しないこの不条理なJr退所システムが、早く終わることを願うばかりだ。


いけたん、お疲れ様でした!!!
いけんのJr最後のステージを、大好きな滝沢歌舞伎で見ることができて、本当に本当に幸せでした。らささやんでの素敵な笑顔、忘れないよ。
ダンスはもちろんだけど、クリエでは目が合ったらにこってしてくれたりして、私はそんないけたんにアイドルを感じていて。PZの愛なんだは、なかなか見る機会のなかったいけたんの投げチューに、大興奮したっけ。2014の歌舞伎を見て、いけたんのお芝居もっとみたい!と思ったから…またステージで再開できたら嬉しいな。13年間お疲れ様でした。たくさんの素敵なステージをありがとう!


立ち止まっていたとしたって夢は終わりじゃなくて
さすらいの果て何を問う自分だけの旅
そう何度だって賽を振れ願いを込めたフルスイングで